雇用形態で変わる看護師の働き方

看護師という職業には常勤や非常勤の他にも、パートやアルバイト、夜勤専属など、様々な雇用形態がある。

それぞれにおいて働き方も異なるため、一つひとつの雇用形態の特徴を把握した上で、どのような働き方が自分に合っているのかを検討することが大切だ。

まず常勤看護師については、正職員やフルタイムと呼ばれることも少なくない。

夜勤の有無によって働き方が異なっており、夜勤有りで採用された場合、日勤と夜勤の両方をこなす必要がある。

主な勤務先は病院の病棟で、2交代や3交代で働くために、良好な体調管理が必要不可欠だと言えるだろう。

一方、夜勤無しの常勤の場合は、病院の外来やクリニック、一般企業などの勤務先がある。

夜勤手当が付かないというデメリットがあるが、生活のリズムは整えやすい。

常勤は夜勤の有無にかかわらず、ボーナスや退職金があり、社会保険も充実していることが大きなメリットだ。

また非常勤はフルタイムの常勤とは違い、働く日時を指定できる雇用形態だ。

週に2回程度しか勤務しない人もいれば、常勤と同じように週5日で働いている人もいる。

必要以上に残業を求められないというメリットがある反面、社会保険への加入が無いケースが多い。

給料も常勤と比べて低く、非常勤を嘱託勤務と呼ぶ場合も少なくないようだ。

さらに、夜勤専従は日勤に全く入らずに、夜勤だけに入る働き方を意味している。

雇用形態は非常勤やパート扱いになるケースが多く、日中帯にやりたいことがあったり、夜勤手当でがっちり稼ぎたいと考えている看護師にとって、メリットが大きい働き方だと言えるだろう。