看護師の雇用形態の種類について

看護師には大きく分けて4つの雇用形態がある。

まず一つ目が正社員とも呼ばれる常勤看護師だ。

病院や介護施設に所属し、交代制で24時間、入院患者や救急外来の対応をするのが主な仕事内容である。

月に8日前後の夜勤があることが特徴の一つだ。

また、一般企業の正社員と同様に社会保険の加入や住宅手当などの福利厚生も充実している。

ボーナスや昇給もあるため、安定していると言えるだろう。

二つ目は、嘱託看護師だ。

嘱託看護師は常勤看護師と異なり、期間に定めのある契約社員のような雇用形態だ。

しかしながら社会保険には加入でき、ボーナスも常勤看護師の半分程度貰うことが出来る。

常勤よりも出勤日数が少なく、勤務時間も短縮させることが可能なため、家事や育児と仕事を両立させたい方にはおすすめだ。

三つめは、非常勤看護師だ。

常勤看護師と異なり、パートタイムで働き方を選べるのが特徴だ。

パートやアルバイトと同様に社会保険へ加入することは出来ず、ボーナスや昇給もほとんどない。

しかし、週1日だけ働くといったことも可能であるため、産休や育休のブランクを少しずつ埋めていきたいという方にはおすすめである。

四つ目は、夜勤専従看護師だ。

これは夜勤のみの看護師である。

毎回夜勤手当が発生するため、給料が良いのが特徴の一つだ。

また、救急患者や患者の急変がない場合は比較的時間に余裕があるのも魅力だろう。

しかし夜型の生活になってしまうため、あまりこの雇用形態を長期にわたって選び続ける人は少ない。

若い看護師が、短い期間のみ働くという傾向にある。